先週はJX金属とアシックスをすべて売却し、本当に久しぶりに信用売りを再開した。日清紡HDとTDKをそれぞれ200株ずつ空売りし、金曜日の時点では合計42,900円の含み益となっていた。
そして今週。月曜日はスポーツの日で東京市場は休場だったため、取引は13日火曜日から始まった。わずか4営業日だったが、自分の売買は目まぐるしかった。空売りを返済し、再び空売りし、また返済する。そして最後には、暴落していたSUMCOとJX金属を購入した。振り返ってみると、相場の動きだけでなく、自分の気持ちも激しく揺れた1週間だった。
10月13日(火)――値上がりが怖くなった日清紡HDと、予定どおり利確したTDK
3連休明けの日経平均は67,777.52円、前週末比1,253.40円安(−1.82%)と大幅に下落した。朝方には一時67,058.56円まで下がり、前週末から約2,000円安となる場面もあった。半導体関連株などが大きく売られ、日経平均だけを見れば厳しい相場だった。
そんな中、自分は保有していた二つの信用売りを両方とも返済した。ただし、その理由はそれぞれ違っていた。
日清紡HDは、10月8日に2,723円で200株を空売りしていた。前週末には2,664.5円まで下がり、11,700円の含み益が出ていた。しかし13日は、いったん下落した後に株価が上がり始めた。その値動きが怖くなり、2,722円で200株すべてを返済買いした。売建価格との差はわずか1円。単純計算では200円の利益だった。
前週末には1万円以上の含み益があったのに、ほとんど利益が残らないところで買い戻したことになる。自分でも「値上がりにビビッて返済した」というのが、一番しっくりくる説明だった。
一方、TDKは予定していたとおりの決済となった。10月8日に3,424円で200株を空売りし、利益10%、損切り5%というルールを設定していた。そのTDKが3,080円まで下がり、設定していた利確注文で返済買いとなった。単純計算の利益は68,800円、売建価格に対して約10.05%だった。
日清紡HDの200円とTDKの68,800円を合わせ、確定利益は69,000円。税金や貸株料などを差し引く前の金額である。
同じ日に決済した二つの銘柄なのに、一方は怖くなって返済し、もう一方は設定していた注文どおりに返済した。この違いは、自分の中でも印象に残った。
10月14日(水)――やはりまだ下がると思い、大引けで再び空売り
日経平均は67,744.29円、前日比33.23円安(−0.05%)。一時68,408.14円まで上昇したものの、午後に失速して小幅安で終わった。これで日経平均は5営業日続落となった。
この日、自分が再び注目したのは日清紡HDだった。
前日に2,722円で返済買いしたばかりだったが、相場を見ているうちに「やはり、まだ下がるだろう」と考え直した。ただし、すぐに空売りしたわけではない。日中の値動きを見ながら過ごし、最終的に15時30分、取引終了と同時に2,633円で200株を新たに空売りした。
日清紡HDのこの日の始値は2,641.5円、高値2,663.5円、安値2,609円、終値2,633円。自分の約定価格は終値と同じ2,633円だった。
前日に買い戻した価格より89円安いところで、もう一度売り建てたことになる。
ここで大切なのは、この日の建玉評価損益は0円だったということだ。大引けで約定したため、その日の株価下落によって利益が出たわけではない。新しい空売りの結果が分かるのは、翌営業日以降だった。
前日は値上がりが怖くなって返済し、翌日にはまだ下がると考えて再び売る。たった1日で自分の判断が変わったことを、数字とともに記録しておきたい。
10月15日(木)――日経平均3,318円安。空売りを返済し、今度は現物買いへ
この日は、今週で最も激しい相場となった。
日経平均は64,425.95円、前日比3,318.34円安(−4.90%)。一時64,092.74円まで下落し、下げ幅は歴代でも上位に入る大きさとなった。半導体やAI関連銘柄を中心に売りが広がり、前日までとは景色が一変した。
前日の大引けに2,633円で空売りした日清紡HDも大きく下落した。始値は2,545円、安値は2,462円。空売りをしている自分にとっては、株価が下がるほど利益が増える状況だった。
ところが、いったん下がった株価が再び上がり始めると、また怖くなった。下落していたときには利益が増えていたのに、反発が始まると「このまま上がってしまうのではないか」という気持ちになった。
結局、2,541.5円で200株を返済買いした。売建価格2,633円との差は91.5円。確定利益は18,300円となった。
前日の大引けに空売りし、翌日に返済。日清紡HDについては、13日にいったん返済し、14日に再び売り、15日にまた返済したことになる。わずか3日間で、同じ銘柄に対する見方と行動が何度も変わった。
しかし、この日の売買はそれだけでは終わらなかった。
日経平均が3,000円以上も下落し、多くの銘柄が大きく値を下げる中、今度は「そろそろ底値ではないか」と考え始めた。そして、空売りとは反対に、値上がりを期待する現物株の購入に踏み切った。
購入したのはSUMCOとJX金属だった。
SUMCOは2,663円で200株購入。購入代金は532,600円。半導体シリコンウエハー関連の銘柄で、この日は前日比13%を超える急落となっていた。終値は2,652.5円だったため、購入当日の含み損は2,100円となった。
JX金属は3,161.8円で300株購入。購入代金は948,540円。こちらも大きく売られており、この日の終値は3,123円。購入当日の含み損は11,640円だった。
JX金属は、つい10月6日に3,845円で売却したばかりの銘柄である。今回はそれより683.2円安い価格で、しかも以前の200株より多い300株を買い直した。しばらく離れていた銘柄に、再び戻ってきたことになる。
二つの銘柄の購入代金は合計1,481,140円。日清紡HDの信用売りを返済したことで信用建玉はゼロとなり、保有銘柄はSUMCO200株とJX金属300株に変わった。
この日の終値で計算した2銘柄合計の含み損は13,740円。日清紡HDで18,300円の利益を確定した一方、新たに買った現物株には含み損が生じた状態で取引を終えた。
ほんの前日まで「まだ下がる」と考えて空売りしていたのに、今度は「そろそろ底だ」と考えて買っている。同じ週の中で、相場に対する自分の見方が大きく変わった。
10月16日(金)――売買せず。SUMCOは反発、JX金属は小幅安
前日の歴史的な急落から一夜明け、日経平均は65,324.29円、前日比898.34円高(+1.39%)と反発した。日経平均採用225銘柄のうち194銘柄が上昇し、幅広い銘柄に買い戻しが入った。
ただし、前日に3,318円も下落しているため、898円上昇しても下げ幅の一部を取り戻したにすぎない。
自分はこの日、売買をしなかった。前日に購入したSUMCOとJX金属を、そのまま保有した。
SUMCOは2,703円、前日比50.5円高(+1.90%)。取得価格2,663円を上回り、200株の含み益は8,000円となった。前日の2,100円の含み損から、10,100円改善したことになる。
一方、JX金属は3,114円、前日比9円安(−0.29%)。一時3,195円まで上昇し、自分の取得価格3,161.8円を上回る場面もあった。しかし終値では再び買値を下回り、300株の含み損は14,340円となった。
2銘柄を合計すると、含み損益は−6,340円。前日の−13,740円から7,400円改善した。
そして、SBI証券の保有資産評価を確認すると、現金残高などが548,243円、株式評価額が1,474,800円と表示されていた。合計は2,023,043円である。
株式評価額の内訳も、SUMCOが2,703円×200株で540,600円、JX金属が3,114円×300株で934,200円となり、合計1,474,800円で一致した。
以前のような計算上の参考額ではなく、今回は実際にSBI証券に表示されている資産額を記録できた。
今週を振り返って――怖さと底値への期待の間で揺れた4日間
今週の売買を数字で整理すると、13日に日清紡HDとTDKを返済買いして69,000円の利益を確定。14日に日清紡HDを再び空売りし、15日に返済買いして18,300円の利益を確定した。信用売りによる今週の確定利益は、単純計算で合計87,300円となった。もちろん、税金や貸株料などを差し引く前の金額である。
その後、SUMCO200株とJX金属300株を購入し、週末時点の含み損益は−6,340円となった。
SBI証券に表示された週末の保有資産評価額は2,023,043円。前週末に計算した参考総資産額1,985,156円との差は+37,887円だった。ただし、前週末の数字は概算で、今週末の数字は実際の口座表示額である。単純な差額を、そのまま厳密な運用利益と考えることはできない。
今週を振り返って強く感じるのは、株価の動きに対して、自分の気持ちがいかに変化するかということだ。
13日は日清紡HDが上がり始めたことが怖くなり、返済買いした。14日はやはりまだ下がると考え直し、同じ銘柄を再び空売りした。15日は実際に大きく下がったものの、今度は反発が怖くなって返済した。そしてその直後には、暴落したSUMCOとJX金属を見て、そろそろ底値ではないかと考えて購入した。
下がると思って売り、上がると思って買う。言葉にすると当たり前のことだが、実際にはその間に怖さや期待が入り込む。前日に考えていたことが、翌日には変わっていることもある。
先週は15%の利確ルールまで待てずに現物株を売却した。今週は、空売りの利益が増えている途中でも、株価が反発すると怖くなって買い戻した。一方でTDKは、設定していた利益10%の注文どおりに決済された。同じ自分の取引でも、実際の行動は一つではなかった。
そして今、手元にはSUMCOとJX金属がある。15日の急落を見て底値だと考えて買ったが、本当に底値だったかどうかは、まだ分からない。16日はSUMCOが反発した一方、JX金属は買値を下回ったままだ。
週末の資産額は2,023,043円。ようやく200万円を超える数字が口座に表示された。ただし、以前に確定した損失がなくなったわけではないし、ここから先も株価がどう動くかは分からない。
今週は4営業日しかなかった。それでも、怖くなって返済し、考え直して空売りし、また怖くなって返済し、最後には底値を期待して現物株を買った。
数字だけを見れば、信用売りの利益が積み上がった1週間だった。しかし、自分の中に残っているのは、むしろ何度も気持ちが揺れたことの方かもしれない。
来週、SUMCOとJX金属はどう動くのだろうか。
底値だと思った自分の予想がどうなるのか、また相場を見ながら記録していきたい。
株は本当に分からない。そして、相場を見ている自分の気持ちも、まだまだ分からない。

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